産業廃棄物の排出抑制や再資源化に向けた取り組みが本格化致しました。
その流れの中にあって、とりわけ廃棄物の「排出事業者責任」が明確かつ厳正に問われる時代を迎えています。排出事業者にとっては、とにかく廃棄物が自分の手元からなくなる事が重要だったスタンスから、廃棄物の中間処理・最終処分に至るまで、適切に行われているかの確認まで「排出事業者責任」として必要となっています。だからこそ排出事業者の皆様には、廃棄物処理業者の選定は慎重かつ適切であってほしいと考えています。
私達ミツヤ工業株式会社ではお客様に信頼され安心して選んで頂ける処理業者を目指して、さまざまな取り組みを始めています。
医療廃棄物の回収には全て保冷車を使用しています。感染性廃棄物が含まれる医療廃棄物の搬送には細心の注意が求められます。保冷車は密閉性が高く、車が横転しても漏出を防ぐことが出来るのです。
医療廃棄物は内容により5種類に分別されます。弊社から専用の分別容器を提供し、事前に分別指導を行ったうえで適正な回収が出来る様にサポート。分類の難しい医療廃棄物の処理がスムーズに行えます。
マニフェストとは、産業廃棄物の種類・性状・数量・収集運搬業者名・処分業者名を記載した書類のことです。マニフェストを廃棄物と共に流通させることにより、処理方法などの把握・管理が出来る様になり、不法投棄や不適正処理などの防止に役立てられます。
感染性廃棄物の専用容器には厚生労働省により使用が望ましいとされている「バイオハザードマーク」を表記して、排出事業者様が分かりやすく分別できるようにしています。マークは扱う形状によって3種類に分類・色分けされています。
共英製鋼株式会社では鉄鋼メーカーとして培ったノウハウを活用し、医療廃棄物を完全無害化溶融する[メスキュードシステム]を開発しました。注射針・検査器材・メスキュードボックスなどの金属容器は、2000度以上の高温で溶融処理することにより構造物用棒鋼などとして生まれ変わり、不純物であるスラグは破砕・加工することで路盤材の補強材料に再利用されます。また、ガス化溶融炉を併設し、従来不可能とされていたあらゆる廃棄物も適正に処理しています。
「MESSCUD(メスキュード)」とは MEdical(医療)、Scrapped material(廃棄物)、Safety(安全)、CUstody(管理)、Dispose(処理)の頭文字をとった、日本で初めて開発された医療廃棄物を安全かつ完全に融解処理するシステムです。
山口県では、産業廃棄物の発生抑制や減量化、循環的な利用に積極的に取り組んでいる事業所を[山口県エコ・ファクトリー]として認定することにより、産業廃棄物の減量化に対する事業者の意識の喚起と一層の気運の醸成を図り、それら事業者の取り組みの拡大を通じて産業廃棄物の減量化を促進し、循環型社会づくりをすすめています。
山口県では、産業廃棄物の発生抑制や減量化、循環的な利用に積極的に取り組んでいる事業所を[山口県エコ・ファクトリー]として認定することにより、産業廃棄物の減量化に対する事業者の意識の喚起と一層の気運の醸成を図り、それら事業者の取り組みの拡大を通じて産業廃棄物の減量化を促進し、循環型社会づくりをすすめています。
【 提携企業 】 共英製鋼株式会社 共英リサイクル株式会社
医療機関から排出されるレントゲンなどの廃液(廃酸・廃アルカリ)やアルコール、キシロールなどの廃油、または石膏などの医療廃棄物は、高温電気炉で溶融すると水蒸気爆発を引き起こす可能性が高いことから、その処分に対する期待と責任は一段と高まりつつあります。弊社では、これらの廃棄物も機械化によって効率よく処理する為の処分工場を確保しています。
【 提携企業 】
都市産業株式会社
性質が安定していて生活環境上の支障を及ぼす恐れの少ないと考えられる安定型産業廃棄物(廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず等、建設廃材)に限り、埋立による最終処分が認められています。私たちは確かな知識と地域社会の一員としての良識を持ち、関係法令に沿って適正な埋立処分を行っています。
【 提携企業 】 三共興産株式会社
医療現場などから排出される廃棄物を環境保全に役立てることができないか、一般焼却による大気汚染問題や埋立処分の不足など私たちは日々大きな課題と向き合ってきました。
これら社会的諸問題を解決した処理方法こそが、株式会社宇部スチールの電気炉溶解処理です。溶解とは、電極棒から発する超高温のアーク熱によって大量の廃棄物を短時間で溶解し、「鉄」にリサイクルする技術です。容器などの鉄分は金属としてリサイクルし、不純物であるスラグは冷却後、破砕・加工し、路盤材の補助材として再利用しています。従って、一般焼却と異なり「焼却灰」や「燃え殻」の発生はなく、最終埋め立て処分を必要としません。
未来を担う子供たちのために、環境保全を最優先に取り組んできた再資源化への技術は、21世紀の新しい処理方法として注目されています。